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第四十二章 初心者作家が陥る罠② 

独身奇族の『小説の書き方講座』(素人用)

初心者作家が陥る罠②
「お師様~。しくしく。うぇーん!」
「どうした、陽子! まさか……例の組織の手が、ついに回ってきたのか?」
「違うよ。こんなに早くこの講座が更新されるなんて、思いもしなかったから、つい涙が――」
「なんだ脅かすなよ。おれはてっきり……」
「あはは。それに例の組織なんて、もう私達が出ている本編を読んだ事のある人でも、そんな設定が
あったことも忘れてるって」
「ぐはっ! 過去形かよ」
「そんな事より、今日もタイトルどおり罠なの?」
「ああ、今回もセリフに絡めていくぞ」
「はーい。お願いします」
「素人作家さんのやらかす最初の失敗は、小説の中でまずセリフの占める割合が多いことだ。
物語の背景や描写はほとんどなくて、とにかく主人公達のセリフのやり取りだけで、話を進めてしま
うことにある」
「あー、納得。私もキャラたちのセリフだけが頭に浮かんじゃって、それをそのまま文章にしてた
時期があるよ」
「……今もだろ?」
「えへへ」
「この過ちが厄介なのは、自分では物語のテンポが非常に良く感じるところだろうな」
「そそそ。自分の頭の中じゃストーリーというか、映画のワンシーンみたいに次から次に映像が浮か
んでくるんだけど、読者からすると描写が全然足りていないからイメージがわかずに『何だこれ?』
みたいになるんだよね」
「いわゆる『読者置き去り』って奴だな。これは誰かに指摘されないと、自分だけでは気付きにくい
からな」
「“作者の妄想を文字にする”っていうのがこの講座のコンセプトだけど、やっぱりセリフだけじゃ
ダメ?」
「そうだな、さすがにそれはきついな」
「でも1ページがほとんどセリフで、中身がスカスカの商業誌だって結構あると思う……モガモガモガ」
 またしてもお馬鹿な事を口にする弟子の口を、後ろから押さえつける。
「だぁぁぁ! だからそういう禁句をここで言うなって。まがりなりにも俺達の作者もプロデビュー
目指しているんだから」
「はーい」
「物書きを始めたばかりのこういう人は、当然描写不足で執筆枚数が伸びないから長編が書けない
ことが多いな」
「うーん。初心者で長編っていうのもきついけどね」
「そうだな。まぁとにかく自分の書いた作品で、1ページ中、1段落中、そして全体を通してセリフの
占める割合を、大まかにでも見ておいた方がいいかもな」
「その割合が半分以上とかだったら?」
「心理描写、情景描写、そして説明描写が全然足りないと思っていいんじゃないか?」
「納得。あ! あとは……。リアル日常のセリフじゃなくて、多少説明的な会話に変換して補っても
いいんだよね?」
「正解! テンポが崩れないような修正なら、なお良し」
「それにしても、この講座は99パーセントがセリフだね」
「ほっとけ!」

小説家を目指すためのその四十一
 ☆必要なもの
   ■セリフばっかりで話が進んでいない? 自己満足で突っ走らず、ストーリーに読者がついて
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ジャンル:[小説・文学] テーマ:[オリジナル小説
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