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第七十章 キャラが立つ!⑧ 

独身奇族の『小説の書き方講座』(素人用)

キャラが立つ!⑧
「お師様ってば、ま~た1ヶ月遊んじゃって。もう! 駄目じゃない」
「そう言うなって。作者が『銀河英雄伝説』の二次小説に人生を費やしていたからな」
「あー。あの盗作ね?」
「だぁあああ! 盗作言うな! 二次小説だ、二次!」
「え? あれってパクリじゃないの? てっきり無断転用かと……」
「んな訳あるか! まぁ、所々に原作やDVDからの引用はあるけどな」
「そんな言い訳はいいから、キャラが立つ!の本編だってば!」
「お、確かに。さらに減少傾向を続ける読者数に歯止めを掛けないとな」
「そそ。愛想つかされる前に、早く早くー」
「じゃ前回のおさらいで学生二人の会話……」

「……おはよう」
「うわっ。なんだその顔色。お前、朝からテンション低すぎだろ!」
「はぁー」
「おいおい、盛大にため息なんかついて。保健室に行った方がいいんじゃねえか?」
「――今日のテスト。全然自信がない」
「だぁぁぁぁ! 馬鹿野郎、そんなの俺だって自信ねえよ。ったく、心配させやがって」
「ああ。悪い、悪い。もう最悪だよ。昨日TV見ちゃったからさ。全然駄目」
「お前のことだ。どうせ、AKBの特集番組だろ」
「そうなんだ。最初は30分だけのつもりだったのに、あと10分。もう5分だけって感じで」
「気がついたら、まるっと2時間半。完全視聴しちゃったと?」
「そうそう」
「何を偉そうに。だが、安心しろ。それ、俺も見たから」
「まじで? おお、同志よ」
「ああ、しかもブルーレイで録画してあるからな。テストが終わったら俺ん家で見ようぜ」

「うんうん。で、前回の引きが【地の文章で差をつけろ】だったよね?」
「【設定に一味加える】【台詞回しが一番重要】に続いての第三弾だな」
「でもでも、お師様? キャラを立てるのに、設定や台詞が重要って言うのは分かるけど、
地の文章って何だか地味だし、それって効果あるの?」
「おいおい、陽子。ラノベにおける台詞と地の文章の割合はどれくらいだった?」
「んーとね。台詞ばっかりって思える小説でも、実際は四対六で地の文章の方が多いんだよね」
「ああ。さらに一般小説なら、台詞が二割もあれば十分だ」
「それがどうしたの?」
「キャラを立てるのに、確かに台詞回しが一番重要なのは間違いないと思う」
「だよね。やっぱりキャラに直結するもんね」
「だが、小説全体で台詞の占める割合は二割から四割しかないんだろ?」
「あ、そっか。地の文章の方が多いんだ」
「だろ? 台詞は会話だ。ポンポンと流れるような掛け合いなんだ」
「なるべく短くしてリズムとテンポを崩さない……だね」
「そういうこと。と言うことは?」
「短く削った台詞を補う【地の文章】が肝心ってことだね」
「ああ、一番重要な台詞回しを活かすも殺すも、地の文章しだいってことだ」
「ほむほむ。じゃあじゃあ、今回例題にしている学生二人の会話に、地の文章をつけるとどうなるの?」
「そうだな。例えば、こんな感じで……」

――キーンコーン、カーンコーン――
 東京都、と言っても信じない人が多いぐらい、辺鄙な郊外に建つFC学園高等学校。
 予鈴の音が二年C組の教室に鳴り渡っても、学生たちのガヤガヤした喧騒を沈めることは
出来なかった。
 そんな騒がしい教室の開け放たれたままの引き戸から、どんよりとした雰囲気を背負った
一人の学生が入ってくる。
 自席に着くやいなや、彼は疲れ切った身体を投げ出すようにして机に突っ伏した。
「……おはよう」
 それでも目の前の席に座っている親友に、息も絶え絶えの声で朝の挨拶を忘れないのは、
彼の性格のよさか。
「うわっ。なんだその顔色。お前、朝からテンション低すぎだろ!」
 振り返った少年が、まるで幽霊でも見たような驚きの声を上げた。
「はぁー」
 だが、彼は親友の叫びをまったく無視して盛大なため息をつく。
「おいおい、大丈夫か? 保健室に行った方がいいんじゃねえか?」
 心配そうに立ち上がった少年が、まだ机の上でうつ伏せのままの彼の額に手を添える。
「――今日のテスト。全然自信がない」
 うわ言の様にぼそっと呟いた彼の言葉に、さすがの親友もぶち切れた。
「だぁぁぁぁ! 馬鹿野郎、そんなの俺だって自信ねえよ。ったく、心配させやがって」
「ああ。悪い、悪い。もう最悪だよ。昨日TV見ちゃったからさ。全然駄目」
 胸ぐらを捕まれて机上から引き起こされた彼が、パタパタと手を振って答える。
「お前のことだ。どうせ、AKBの特集番組だろ」
 フンッと鼻で笑う親友が、自席に腰を掛け直しながらジト目で睨む。
「そうなんだ。最初は30分だけのつもりだったのに、あと10分。もう5分だけって感じで」
 図星を突かれ、ばつが悪そうに頭をかく。
 そこで親友が皆まで言わせず、彼の言いたいことを引き継いだ。
「気がついたら、まるっと2時間半。完全視聴しちゃったと?」
「そうそう」
「何を偉そうに。だが、安心しろ。それ、俺も見たから」
 勝ち誇ったように胸を反らし、他人の事を全く責められない少年がニッコリ笑う。
「まじで? おお、同志よ」
 まるで重圧から解き放たれた子羊のように、親友をガバッと抱きしめる。
「ああ、しかもブルーレイで録画してあるからな。テストが終わったら俺ん家で見ようぜ」
 よしよしと友の頭を撫でる少年が慰める。
 後日この二人が、後悔と言う名の涙で居残り補修を受けたことは言うまでもない。

「……とまぁ、一例としてこんな感じだな」
「すっごぉおおおい! 陽子、一番最初の「リアル会話」を「台詞回し入り修正版」にしたのを
読んで、なるほどって思ったんだけど……。今回の「地の文章入り修正版」を見たら、やっぱり
地の文章の効果ってすっごく素敵だよね」
「うーん。ちょっと例題として書いてあるから、くどいかもしれない。テンポも今一つだしな」
「そんなことないよ。なんて言うか、単なる台詞の応酬なんて目じゃないもん」
「まあな。台詞の掛け合いを地の文章でいかに支えるかが、作者の腕の見せ所なんだろうな」
「なるほど」
「さて次回は、今日書いた「地の文章入り修正版」を細かく検証でもするか」
「うんうん。やっぱりこの講座は、初心者物書きサン用だからね。他所の講座みたいにどんどん
先へ進まずに、いっぱい掘り下げてみるんだよね?」
「あん? ただネタがない、それだけの話なんだが……」
「もうっ、お師様ってば!」

小説家を目指すためのその七十
 ☆必要なもの
   ■地の文章が台詞を支える。つまりは、キャラを立てる屋台骨。流れるような会話に、作者が
    流されないで。台詞の掛け合いだけでは、超薄っぺらい小説(台本)になっちゃいます。 
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ジャンル:[小説・文学] テーマ:[二次創作:小説
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