Kindleキンドル作家が教えるオンラインライトノベルが誰でも書けちゃう!小説風会話式講座(初心者用) こっそりドラゴンクエストモンスターパレード日記も始めたよ。

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独身奇族の『小説の書き方講座』(素人用)

第七十二章 キャラが立つ!⑩

キャラが立つ!⑩
「お師様~。早く前回の続き、続き!」
「もう10回目か。キャラが立つの1回目が1月だから、5ヶ月もこのお題で引っ張っているわけか」
「という事は、1ヶ月で2話しか更新していないってことじゃない?」
「ぐはっ! それを言うな。途中途中で新作をアップしているだろ?」
「全然読者に読まれていないみたいだけど?」
「いいんだ! 俺達の作者にだって、いつか日の目を見ることもあるさ」
「ああ、そう言えば……、まだモテ期も訪れてないよね? 」
「と、とにかく一足飛びに最上の結果を求めると、潰れちゃうからな。気をつけるんだ」
「そだね。『こんなにがんばっているのに! どうして?』なんて考え出すとキリがないよね」
「ああ、まさに素人作家に忍び寄る心の罠だな」
「素人なんだから、自分に足りないものがイッパイあるはずだよね?」
「うらやましそうに他人を見上げるよりも、自分の足元を一歩ずつ固めるほうが先なんだろうな」
「はーい。じゃあ、前置きはコレぐらいで前回の続き。始めるよ~」

「――今日のテスト。全然自信がない」
 うわ言の様にぼそっと呟いた彼の言葉に、さすがの親友もぶち切れた。
「だぁぁぁぁ! 馬鹿野郎、そんなの俺だって自信ねえよ。ったく、心配させやがって」
「ああ。悪い、悪い。もう最悪だよ。昨日TV見ちゃったからさ。全然駄目」
 胸ぐらを捕まれて机上から引き起こされた彼が、パタパタと手を振って答える。

「学生=テストでイメージ確定だね」
「だな。次は地の文章で前振りをセットしておいてから、親友の叫びだ」
「【だぁぁぁ!】っていうオーバーなリアクションを活かすんだよね」
「ああ。単に叫んだとか、怒ったとかで満足せずに【ぶち切れた】とかをひねり出すのがミソ」
「ほむほむ」
「で、病気なのかと心配して損したと思う親友の台詞になる」
「ちゃんとストーリーが繋がっているね」
「さらに軌道修正して、今度はなぜテストに自信がないかを読者に伝える」
「この場面、次の地の文章でイメージ固定だね」
「まあな。親友に吊るし上げられている学生が、力なく手を振って返事をしている光景だ」
「なるほど。じゃ次~」

「お前のことだ。どうせ、AKBの特集番組だろ」
 フンッと鼻で笑う親友が、自席に腰を掛け直しながらジト目で睨む。
「そうなんだ。最初は30分だけのつもりだったのに、あと10分。もう5分だけって感じで」
 図星を突かれ、ばつが悪そうに頭をかく。

「わーい。AKBだ!」
「うーん、実はコレ。駄目な例なんだ」
「えー? どうして?」
「どうしてって、考えても見ろ。今はみんな分かるけど、10年たったら誰も知らないぞ?」
「そうかなー?」
「じゃあ、お前。この例題に【AKB】じゃなくて【おニャン子クラブ】とか【モーニング娘】
とか書いてあったらどうだ?」
「あ、そっか」
「だから基本的に、執筆中に流行している事柄を作中に入れるのはやめたほうがいい」
「納得~。それに読者によっては、好き嫌いが分かれたりするしね」
「そのとおり」
「30分、10分、5分っていうのもいいよね。でも漢数字じゃないね?」
「そうだな。この講座は横読みなので、今回はアラビア数字でもOKだ」
「ふんふん。公募に出すときはもちろん漢数字に修正ね」
「それに細かい点だが、【30分だけ】【あと10分】【もう5分】と差し迫る感じの描写を
工夫するのも大事」
「わぉ!。本当だ。じゃ次~」

 そこで親友が皆まで言わせず、彼の言いたいことを引き継いだ。
「気がついたら、まるっと2時間半。完全視聴しちゃったと?」
「そうそう」
「何を偉そうに。だが、安心しろ。それ、俺も見たから」
 勝ち誇ったように胸を反らし、他人の事を全く責められない少年がニッコリ笑う。

「最初の文章は、例のアレだよね?」
「ああ、この講座でおなじみの『長い台詞は一人で喋らせるな』だな」
「お師様? その直前の【もう5分だけって感じで】の後に【……】を入れたほうがよくない?」
「お! 陽子も少しは、分かってきたな。その方が、確かに皆まで言わせず引き継いだ感じが出るな」
「わ~い」
「で、ここで読者の笑いを取る大事な場面だ」
「うんうん。ちゃんと親友が2時間半って番組の時間を知っている事を、さりげなく台詞に込めているのね」
「正解。この小さな伏線があるから、その次の【安心しろ。それ、俺も見たから】が裏打ちされる」
「すごーい。じゃあ最後だね?」

 まるで重圧から解き放たれた子羊のように、親友をガバッと抱きしめる。
「ああ、しかもブルーレイで録画してあるからな。テストが終わったら俺ん家で見ようぜ」
 よしよしと友の頭を撫でる少年が慰める。
 後日この二人が、後悔と言う名の涙で居残り補修を受けたことは言うまでもない。

「アハハ。すごい比喩だね」
「比喩は難しいな。初心者作家が気をつけるべき点は、肩肘張って格好つけた比喩を使いがちになる
ってことだな」
「あー、あるある。陽子もそうだけど、結構女性の作家サンに多いんじゃないかな?」
「かもな。だが初心者なら感性とかは二の次で、馴染みやすくて誰もが“あるある”ってイメージ
できる比喩の方がいいんじゃないかな」
「はーい、気をつけまーす」
「ブルーレイは強調表現だ。普通のDVDじゃなく親友の行動に正当性みたいなイメージを乗せる」
「そういうことね。これがあるから、オチの【後悔】【居残り補修】がより大きな効果を発揮するんだね」
「そして最後の締めとして【……言うまでもない】の否定形で終わらせるのは、もちろん文章のメリハリだぞ?」
「さっすが、お師様!」

小説家を目指すためのその七十二
 ☆必要なもの
   ■前後の台詞と地の文章は、必ず連携しています。頭の中でキャラを動かしながら修正してみましょう。
   『てにをは』の助詞をいじって倒置してみると、とても読みやすくなったりする場合もあります。
    どの台詞の単語がどの地の文章を受けているのか?、あるいは効かせているか?を考えると
    さらに深い次元で執筆ができるかもしれませんね。
    アー独さんも、早くそうなりたい!

「ねぇ。ところで、お師様?」
「なんだ?」
「私達の作者ってば、私が主役の『悩める催眠術』を放り出して、また新作を投稿しているみたいだよ?」
「お前が主役ってところに甚だ疑問が残るが、そうらしいな」
「【シミュレーションRPG狂騒曲サラリーマンが剣士で王子様?】だって? タイトル長っ!」
「小説家になろう限定で、ここにはアップしないつもりみたいだな。おっ、もう2話まで更新していやがる」
「ホントだ! 大体『悩める催眠術』が処女作なんだから、こっちを先に執筆しろ~って感じだよね」
「まあな。奴にも何か考えがあるんだろうさ」
「それは、『下手な考え、休むに煮たり焼いたり』だよ」
「……」
「もう! 陽子がワザとボケているんだから、お師様は間髪いれずにツッコンでくんなきゃ駄目じゃない」
「うーん? じゃあ、お後がよろしいようで」
「チャカチャンリンチャンリンデンデーンって、違うでしょ!」

シミュレーションRPG狂騒曲サラリーマンが剣士で王子様?

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まとめtyaiました【第七十二章 キャラが立つ!⑩】

キャラが立つ!⑩「お師様~。早く前回の続き、続き!」「もう10回目か。キャラが立つの1回目が1月だから、5ヶ月もこのお題で引っ張っているわけか」「という事は、1ヶ月で2...
[2012/06/03 00:00] URL まとめwoネタ速neo

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